Android Material Design 3

もう、ご存じの方も多いと思いますが、GoogleのUI向けデザインガイドラインが「Material Design 3」として大きく変更されました。

一番話題になっているのは、「ダイナミックカラー」と呼ばれる機能です。
「ダイナミックカラー」とは、ホームやロック画面の背景画像を変更することでAndroidOSが色を抽出しアプリケーションに設定するカラーパレットが作成されます。
ユーザーは、作成された最大4パターン+基本4色から好きな色を選ぶことで、アプリケーションのアクセントとなる色を対応アプリケーションに反映します。

ただし、この機能はAndroid12でのみの動作します。

「じゃあ、自分の端末はAndroid11だし関係ないな~」と思われるかもしれませんが、「ダイナミックカラー」より大事な機能変更があります。

それが、「マテリアル3コンポーネント」です。
ボタンやアラートダイアログの形状などよく使用されるコンポーネントが変更されており、下図では、以前のマテリアルコンポーネントと比べると、ボタンの形状が変更されていることが分かります。

今後、Android12を含むバージョンのアプリケーションを作成する場合には、「マテリアル3コンポーネント」を使用しないと古いデザインのアプリと思われてしまう可能性があります。

そこでAndroid7から12で動作し、「マテリアル3コンポーネント」を確認するアプリを公開しました。
ダイナミックカラーにも対応しています。
これをインストールすることで「マテリアル3コンポーネント」がどういうものか確認することができますので、ご利用ください。
Playストアよりインストールすることが可能です。

これからもUIの情報を追いかけ皆様に情報を提供していきたいと思います。
今後ともよろしお願いします。

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