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はじめに
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色覚障害を持つ人は、日本人男性の20人に1人(5%)、女性の500人に1人(0.2%)の割合で存在しています。私達にとってとても身近なことですが、世の中一般ではあまり気にされてはいません。
画面デザインを行う際に注意する必要が当然ありますが、「短い納期」と「少ない工数」という制約と「魅力的なグラフィックス」という要望から、通常の業務フロー内で完全対応することができる機会は少なかったのが現状です。

「ユーザインタフェースとしての画面デザイン」に対する最近の認知度向上とともに、色覚障害を持つ人でも問題無く操作できる事が画面デザインに求められる場合が増加しています。
全ての製品において必要となる訳ではありませんが、画面系デザイナーとして「色覚障害とは何か」「どのような対応が必要か」を理解しておく必要があります。
この理解により、常時ツールを使って検証しなくとも、「使える色の組み合わせ」を頭の中で考えながらデザインを進められるようにトレーニングをしてください。

「色覚障害対応を前提とする画面デザイン」はそれを行わない場合に対して工数が多くかかるとともに、グラフィックデザインの魅力度に制約が発生します。製品開発、デザイン業務の開始にあたって、「仕様項目」として定義(開発責任者やクライアントに確認)し、色覚障害対応を実施するか否かを明確にしてから業務に着手する必要があります。

しかしながら、現時点で「仕様」として定義できそうなのは、
「第1色盲と第2色盲(総称して赤緑色盲という)のユーザが不自由なく文字やステータスを認識できる事」程度の曖昧な規定しかできません。この「不自由なく文字や機能を認識できる事」というのは、感応評価となるため、判断する人に依ってバラツキが発生します。
この点を開発責任者と協議し、意識レベルをできるだけ共有しておくことが大切です。
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