ダークモードとは?


ダークモードとは、電子デバイスにおけるOSやアプリケーションのUI(ユーザーインターフェース)の色調を暗色系の配色に切り替える機能のことです。現在、OSやアプリケーションの多くが明るい色調を標準のテーマカラーとして採用していますが、ダークモードに切り替えることでユーザビリティの向上が期待されています。

UIデザインにおけるダークモード


約60%の消費電力をカット

Googleによると、アプリケーション利用時にダークモード(ナイトモード)を適用することで消費電力を大幅に軽減することが可能との発表がされました。

有機ELディスプレイでは素子自体を発光させ「色」を表現しているため「黒(#000000)」表示時には素子が発光しません。その結果、ダークモード適用時はディスプレイ全体の発光量が抑えられ、最大63%の消費電力を軽減し、バッテリー駆動時間を大幅に引き上げることができます。

OSごとに異なる対応方法

近年、各社のOSが本格的なダークモード対応を開始しました。しかし、ダークモードへの対応方法についてはOSごとに違いが発生しています。ユーザーや開発者はその違いを理解した上で画面の企画・設計・デザインを進めなければならないのが現状です。

iOS 未対応

iOS 12にも「色の反転」によるダーク背景の画面表示機能が搭載されています。
この機能はアクセシビリティ向けで端末のGPUで処理するため、アプリ開発側で何らか対応できる訳ではありません。

Mac OS 対応済

開発する際、標準のコントロールだけで組み上げれば、ダークモード用のリソースを用意する必要はありません。なお、ユーザーはベースカラーだけでなく、アクセントと強調色を選択できます。

Android 対応済

4.0 ICE時代からライトとダークの開発用リソースをAndroidは提供していました。ただし、ユーザーが切り替えて使うのではなく、開発者がアプリの性質に応じてライト/ダークのどちらかに決めて提供をしていました。10 Qからユーザーによるライト/ダーク切替えに対応予定とされています。それに伴い開発者はライトとダークそれぞれのリソースの作成が必要になります。

Windows 対応済

以前から特定のアプリケーションだけにカラー設定を変更することが可能でしたが、May 2019 Updateではユーザーインターフェース全体の配色を変更できるようになりました。しかし設定上では「ダークモード」としてではなく、テーマ色として「黒」を選択することがダークモードに相当しています。

OSごとに異なるダークモード配色

対応方法がOSにより異なることから、ダークモードにおける配色設定も各OSごとにバラつきがある現状です。

iOS

Mac OS

Android

Windows

iOS

Mac OS

Android

Windows

Windowsの「黒」モード?

Windows10.18には「白」に加えて「黒」の配色設定が用意されていますが、この仕様においてはOSのダイアログに対しては設定を行うことができません。そのため、アプリ開発時は「白」とは別に「黒」のカラーリソースファイルを作成する必要があります。しかし、「黒」のカラー定義はMicrosoftから提供されていません。開発者はゼロから色定義して「黒」のカラーリソースを作る必要があり、多くの負担が発生しています。

フェノメナエンターテインメントはこの開発課題を解決するために”MODA”を用意しました。