コミュニケーションの手段

こんにちは、フェノメナのとしです。
私はデザイナーではないので、いつものみんなとは違う視点でのお話しです。

コミュニケーションとは音声や文字などで意思の伝達を行なうことです。最近は、スマホが(主に個人の立場での)コミュニケーションツールとして大きな意味を持つようになりました。ビジネスの場でも、直接相手を訪問して面談したり、電話をしたり、というよりPCによるメールが主流になっています。ほとんどの場合、それで問題はないのですが、時々、勘違いによるトラブルが起こったりします。

なぜでしょう?
もう一度コミュニケーションの本質を考えてみましょう。

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当社の目の不自由な方への対応

フェノメナエンターテインメントでは、目の不自由な方に配慮したユーザーインターフェースのアプリケーションを考案・試作しています。

スマートフォンの登場で、フィーチャーフォンと呼ばれる携帯電話が少なくなっています。フィーチャーフォンは物理的なボタンが搭載されているので目の不自由な方でも触覚情報で操作が可能でした。 しかし、タッチパネルをメインUIとしたスマートフォンでは、タッチする場所に意味があることが多く、目の不自由な方が使用するには困難になってしまいました。ただ、スマートフォンにはタッチパネル以外のUI要素が多く組み込まれており、タッチパネルもタッチ位置を指定しない操作であれば、目の不自由な方でもUI要素として使用できると考えています。

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Android N Preview3を普段使いしてみる

フェノメナエンターテインメントの「おっちゃん」です。

私は、普段使いのスマホとしてNEXUS5Xを使用しています。
購入時は、Android6.0 Marshmallowがインストールされていましたが、Google I/O 2016で公開されたAndroid N Preview3をインストールしてみました。

AndroidN

今回は、Android N Preview3で良くなった点と、悪くなった点を書きたいと思います。

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ユーザーアイコンのデザインを検証

こんにちは、デザイン担当のオガワです。

スマホアプリの画面デザインをしていると、毎日色々なアイコンを作成します。UIデザインにおいてアイコンデザインって、とっても大事ですよね。

今日は、私が個人的にこだわりのある「ユーザーアイコン」について書いていこうと思います。 ここで言うユーザーアイコンとは、サービスのアカウント写真を未設定時にしているときに表示される人型のイラストのことです。

画面デザインをしたことある方なら、一度はユーザーアイコンを作成したことがあると思います。ユーザーアイコンは各アプリごとに個性の出るアイコンデザインですよね。そして、そのアイコンのクオリティでデザイナーの力量を測れるとも思っております…!

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そのアプリ大丈夫ですか?

フェノメナエンターテインメントの「おっちゃん」です。

突然ですが、Androidスマートフォンをお使いの「あなた!」 、端末に入っているアプリケーションは大丈夫ですか?
「なんこっちゃ」と思われたかもしれませんが、今回はアプリケーションが特別な機能を使用する時の許諾についてのお話です。

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人工知能でデザイナーは必要なくなる?

こんにちは、デザイン担当のオガワです。

先日、人工知能開発・研究を専門にされている三宅陽一郎さんのお話を聞く機会がありました。現在はスクウェア・エニックスでゲームAIの開発をされています。私は技術的なことを聞いてもチンプンカンプンだったですが…質疑応答の中で気になったお話がありました。

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ある方が「人工知能の発達で○○という職業はなくなりますか?」と聞かれたのです(○○の中には特定の業種が入っていたのですが何が入っても同じです)。確かに、世間では人工知能が発達することで、この職業が無くなる!とか、人間は必要なくなる!的なことが話題になっていますよね。
私はそうなったら大変だな~と、ボンヤリとしか考えてなかったのですが、たしかに今の仕事が人工知能に取られてしまったら…私は他に何もできることがありません(笑…えない)

でも、その質問に三宅さんはこう答えていました。

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問題意識

フェノメナのとしです。
今回はいつもとはちょっと違ったお話しです。

UIデザインという仕事は基本的に受託型のお仕事です。
すでに形のある商品を売るのではなく、まだ形のないものを、先方様の(時には漠然とした)ニーズに合わせて作り上げていく仕事です。

UI・UXというのは、「無くても何とかなってしまう」、「無くても済む」と考えている人がまだまだ多いかも知れません。
「無くても済む」かも知れないことを考える(求めている)人は、「問題意識」がある人ということですね。

これはUI・UXに限ったことではありません。
世の中の多くのことは、「問題意識」を持った人たちによって顕在化され、解決の動きが始まると言っても過言ではないでしょう。
学校の勉強で先生の言うことをまじめに聞いているだけの人はテストの点数は良いかも知れませんが、「問題意識」を持てなければ、ノーベル賞を取るような人はその中から現われません。

UI・UXの仕事を手掛けている皆さんは、相手がどれほどの「問題意識」を持っているか、見極める目を持ちましょう。
とりあえずは「無くても済む」ことを、「問題意識」のない(または乏しい)人に正面からいくら力説しても、のれんに腕押しのことが多いと思います。
時には「直球」ではなく、「変化球」で勝負してみましょう。

そんなことを言っても「相手はみんなそんな人ばかりなんです」という声が聞こえてきそうですね。
そんな時は、自分は果たして十分な「問題意識」の持ち主なんだろうか、そう自問自答するうちに答えが見つかる時もありますよ。

NEXUS5Xの謎

フェノメナエンターテインメントの「おっちゃん」です。

今回は、昨年10月の発売日に購入し日々使用している、 Google社の「NEXUS5X」についての話です。

購入したNEXUS5Xのスペックは、以下のとおりです。

サイズ 高さ約 147mm×幅約 73mm×厚さ約 7.9mm
重さ 136g
液晶サイズ 5.2インチ
ピクセル数 横1080×縦1920ピクセル
プロセッサ Qualcomm MSM8992
内蔵メモリ ROM 32GB
対応UIM nanoUIMカード
OS  Android 6.0

端末の大きさ、処理速度、急速充電、指紋認証ログインなど、かなり気に入っています。

しかし、この端末をしばらく開発作業に使っていて、違和感を感じ始めました。
「何かUIパーツの表示がおかしい・・・・」
そこでUIに関する詳細情報を取得するアプリを作り確認したところ、Density値が「2.625」という初めて見る値が表示されました。
今まで、AndroidのDensity値は、TV用の特別なものをのぞき、1.0、1.5、2.0、3.0、4.0 という切りの良い数値が設定されていました。
ほぼ同じサイズのNEXUS5と比べてみると明らかに文字サイズや表示レイアウト縦横比が異なっています。 最新でNEXUS5Xと同じ液晶サイズのXperiaZ5でも表示しましたが、これはNEXUS5に近い表示となっています。
(Densityグループは、XXHDPIを使用しているので3機種とも同じなのですが・・・・)
このDensity値により、8dpの四角を表示してみたところ、NEXUS5、XperiaZ5では24ピクセル、NEXUS5Xでは21ピクセルで描画されました。

DotByDot

ただし、スクリーンショットを液晶のリアルサイズ比にしたところNEXUS5とNEXUS5Xでは、若干違和感が無くなっています。

RealScale

今後、Google社は正確なDPIでDensityを管理していくつもりなのかもしれません。 これがGoogle社製端末のみなのか、他のメーカー製端末でもDensity管理を変えてくるのか引き続きチェックを続けたいと思います。

今回の確認作業をしていて、Androidには様々な液晶サイズ、解像度、アスペクト比の端末があるため、それらを考慮し可能な限り不具合無く操作・表示できるようUI開発を行うことが大切だと改めて認識しました。

余談ですが、携帯ショップに予約して発売日に受け取りに行ったところ
「発表から今日まで予約はお客様だけです。なので本日はこの1台しか入荷していません。私も初めて触ります。」
と、店員さんに言われてしまいました・・・・

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