「スマートスピーカー」って何だ?

フェノメナエンターテインメント 開発担当の おっちゃん です。

2017年末に、最近よく耳にする「スマートスピーカー」や「AIスピーカー」とは、いったいどういう物・サービスなのだろう?
Webで調べてみても、一般的なことは書いてあるが、使い勝手やネガティブなことが書いていない・・・・

何ができて、何ができないのだろう? 疑問が湧き上がってきました。
UIに関連する業務を行っているフェノメナとしては、「スマートスピーカーは何ができる?」「UIとして、スマートスピーカーはどうなんだろう?」という部分にフォーカスをあてて使ってみる必要あるのでは?

ということで、「入手して初心者として一から使ってみよう!」ということになりました。

 

さて、調査を行うためにはスマートスピーカーを入手する必要があります。
調べたところ、主な音声アシスタントは「Googleアシスト」、「LINE Clova」、「Amazon Alexa」、「Apple Siri」、「Microsoft Cortana」であり、2018年1月現在で入手可能なスマートスピーカーは、「Google Home」、「LINE Clova Wave」、「Amazon Echo」でした。

1機種だけでは、調査するにも音声アシスタントごとの差分が取れないので、全て入手します。Webで注文したところ、「Google HOME mini」と「LINE Clova Wave」は、すぐに入手できました。しかし、「Amazon Echo」は招待制となっおり、Amazonに招待メール希望を出しましたが、全然、招待メールが来ません。・・・・ 3週間後、メールが到着し無事購入できました。

「Google HOME mini」と「LINE Clova Wave」、「Amazon Echo」が到着したので、さっそく開封の儀です。

内容物はいずれもシンプルで、「本体」「ACアダプタ」「薄い冊子」でした。

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最初の印象は、「LINE Clova Waveが大きい!」です。(「Google Home」は、Miniを購入したので小さいですが、通常サイズを購入すれば同じような大きさです。)

 

いずれの機種も、スマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールしなければ、Wifiなどの初期設定ができないためAndroid端末にインストールし、初期設定を行いました。
「Amazon Alexa」は、デバイスがWifiホストになり、一覧から探す必要があるため若干面倒でしたが、全機種、迷うことなく初期設定が完了しました。

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各機種が動作出来る状態になったので、思いつくままに話して反応を楽しんだ後、気になる部分の調査リストを作り、調査を行いました。 調査内容は、主に反応や同じ会話コマンドを入力した場合の反応を記録していきます。

一通り、調査した3機種の特徴としては、以下のようなものでした。
・3機種それぞれに得意/不得意があり、特性に合わせてうまく発話コマンドを変えてやる必要がある。
・Google Homeは、発話の認識が高く、店舗やランドマーク検索が得意。
・Amazon Echo は、発話の認識が高く、スケジュールの登録・読み上げができる。
・LINE Clovaは、少し認識が遅く、店舗検索などはできないが、LINE SNSへの送受信や童話の読み上げなどオリジナルな機能がある。

購入前の期待が高かったのか、いくつかネガティブな感想もありました。
・自然で連続した会話を期待したが、基本は一問一答である。
・ウェイクワード(OK GoogleやAlexa、Clovaなど)を会話の度に発声しなければならず、まどろっこしく、のどに負担がかかる。
・スマートフォンやタブレットで「Googleアシスタント」や「Siri」を使うときと比べて、スマートスピーカーを使う優位性がわからない。
・スケジュールの削除や、店舗検索での詳細など、スマートフォンが無いと成り立たない機能がある。
・AI感を感じない。「AIスピーカー」という名称には違和感がある。(調べたところ「AIスピーカー」はマスコミ用語のようです。)

 

ひとまず、スマートスピーカーの導入と初見での感想を書きました。想像していたより、まだまだ発展途上なデバイスだと感じです。
今後もスマートスピーカーの調査を続け、ブログにアップしていく予定です。
さらに、スキル(アクション)の開発にも手を出していこうと思います。

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